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概要

アラブ首長国連邦は、アブダビ(首都)、ドバイ、シャルジャ、アジュマン、ウム アル クワィン、フジャイラ、ラス アル ハイマの7つの首長国により構成される連邦国家です。国土の大部分は砂漠地帯ですが、内陸部には肥沃な土壌をもちナツメヤシなどの植物が自生する地域もあります。沿岸地域は高温多湿、内陸部は砂漠性気候です。

歴史

湾岸地域は紀元前から東西海上交易の中継基地として知られていました。17世紀以降、イギリスはインド支配を通してこの地域への影響力を強め、1853年、現在の北部首長国周辺の首長と恒久休戦協定を締結しました。1968年、イギリスがスエズ以東撤退を宣言したことを契機に、1971年12月、アブダビ及びドバイを中心とする6首長国(翌年2月ラス・アル・ハイマ首長国が参加)がアラブ首長国連邦を結成しました。

政治

7つの首長国による連邦制を採っています。連邦政府の最高意思決定機関は、各首長国の代表からなる連邦最高評議会で、議決は多数決できまります。2004年11月、建国の父であるザーイド初代大統領が逝去され、カリーファ・アブダビ皇太子(当時)が新大統領に就任しました。

経済

豊富な石油収入を財政の基盤とし、水道、電気、住宅、教育などの社会基盤整備、民間企業の育成と自国民の雇用促進を精力的に進めています。同時に石油モノカルチャー経済からの脱却を図っており、特にドバイは湾岸地域の貿易、運輸・交通、物流、観光の中心地として着実に発展しています。

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